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ラブラドールの血友病B(F9)|1997年コーネル大学が見た遺伝子の完全欠失と犬初のインヒビター

結論:ラブラドール・レトリーバーの血友病B(第IX因子欠乏症、別名クリスマス病)の記録は2本きり。1984年の一腹と、1997年にコーネル大学比較凝固部門が解析した1頭で、後者はF9遺伝子が根こそぎ欠けた完全欠失、しかも輸血で補った第IX因...
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フレンチ・ブルドッグの先天性甲状腺機能低下症とTPO|ミシガン州立大学の研究と世界2例・健康な125頭で0の意味

結論:フレンチ・ブルドッグの先天性甲状腺機能低下症(甲状腺腫を伴う型、CHG)は、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)という酵素の設計図に、父母の双方から傷を受け継いだ子だけが発病する劣性の遺伝病。論文に載った罹患犬は、地球上でまだ2頭(米国2...
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ジャーマン・シェパードの下垂体性小人症とLHX3|2011年ユトレヒト大学が突き止めた「7塩基」の欠失と検査の意味

結論:ジャーマン・シェパード・ドッグ(GSD)の下垂体性小人症、正式には複合下垂体ホルモン欠乏症。2011年、オランダ・ユトレヒト大学の Voorbij・Kooistra・Leegwater らが突き止めた原因は、LHX3 遺伝子イントロン...
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ウエスティのライオン顎(頭蓋下顎骨症)とSLC37A2遺伝子|2016年の研究で見直された「劣性遺伝」

結論:「ライオン顎」こと頭蓋下顎骨症(CMO)は、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)幼犬の下顎枝・鼓室胞に生じる非腫瘍性の骨増殖症。1986年の系図解析は常染色体劣性と判定。2016年、ヘルシンキ大学・ベルン大学の Hyt...
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ビーグルの緑内障はADAMTS10遺伝子の開放隅角型|柴犬の緑内障とは別物と示した日本の研究

結論:ビーグルの原発開放隅角緑内障(POAG)は、研究ではADAMTS10遺伝子のG661R変異を2本(2コピー)抱えた犬に起こる常染色体劣性の病とされ、隅角は開いた見かけのまま、眼圧がじわりと持ち上がっていきます(研究コロニーでは生後8〜...
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スコティッシュ・フォールドの骨軟骨異形成症|8,610頭調査で見えたTRPV4遺伝子とヘテロのリスク

結論:スコティッシュ・フォールドの折れ耳は、TRPV4 遺伝子の1塩基置換(c.1024G>T)を1コピー持つだけで現れ、同じ置換が手足の先・足首・尾の骨軟骨異形成症も引き起こします。劣性型と違い「1コピーなら無症状で一生安泰」とは断言不可...
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ミニチュア・シュナウザーの先天性筋強直症|372頭調査で5頭に1頭が保因だったCLCN1遺伝子と人気種雄の教訓

結論:犬の先天性筋強直症(ミオトニア・コンジェニタ)は、骨格筋の塩化物イオンの通り道 ClC-1 を設計する CLCN1 遺伝子の変異による常染色体劣性の病気です。犬でこの原因変異が初めて特定された犬種がミニチュア・シュナウザー(1999年...
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猫のポンペ病(糖原病II型)|鹿児島大学が日本の雑種猫で特定したGAA変異と738頭調査

結論:猫のポンペ病(糖原病II型)は、GAA 遺伝子の働きが失われ、細胞内のリソソームにグリコーゲンがたまる遺伝病です。日本では、心不全で亡くなった8か月齢の雑種猫1頭の保存組織から、鹿児島大学のチームがヒトの乳児型ポンペ病と同じアミノ酸置...
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ブルー・イザベラのミニチュアダックスと脱毛|3つの研究とMLPH遺伝子で読む淡色化脱毛症

結論:ブラジルの大学動物病院でダックス40頭の d1(c.-22G>A)を調べたCaramalac ら(2021)では、脱毛していた4頭のうち d/d は2頭だけでした。ブルー&タンやイザベラのミニチュア・ダックスの毛が薄くなる背景には、(...
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105万頭の遺伝子データで読むミックス犬の錐体変性症(昼盲)|CNGB3検査で見るべき祖先構成

結論:犬の錐体変性症(昼盲・全色盲、CNGB3 遺伝子の欠失)は「純血種の病気」と思われがちですが、約105万頭を調べた2023年の大規模研究(Donnerら、PLoS Genetics)では、欠失を2本持つ犬6頭はすべてミックス犬でした。...